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コラム

会長の「告白」 連載コラム Vol.10 「世界に誇る花火SHOWへ」

2009年7月17日(金) 天気快晴(猛暑)

Vol.10 「世界に誇る花火SHOWへ」

10日間連続で書き進めてきたこのコラムも
いよいよ最終回を迎える
これまでお付き合いいただいた読者の皆さま
本当にありがとうございました!

慣れないコラムの執筆なんかに挑戦して、正直ヘトヘトだ
「よ〜やく解放された!」 って感じで正直嬉しいっす(笑)
でも、やるしかなかった
自分はコラムを書くべきだ
そう思ったから自分の意志で書いた

それは、想いを伝えることが大切だと思ったからだ
ただ想っているだけでは人には伝わらない
言葉にしなければ、そして行動を起こさなければ
その想いは相手の心にまでは届かない
「ありがとう」
「愛しています」
想っているだけでは伝わらないのだ

文章が下手でもかまわない
想いがホンモノであれば必ず伝わる
そう信じたからチャレンジできたのだと思う

今年の「うつのみや花火大会」では
みなさん一人ひとりが大切な人に想いを伝えて欲しい
そのための最高の舞台、最高のロケーションを
私たちが全力で作り上げた
あくまでも、主役は「あなた」なのだ

「家族」「恋人」「仲間」
その存在があまりにも近すぎるために
普段は気付いていないだけかもしれない
いつもそばにいることが当たり前すぎて
見えていないだけかもしれない
でも花火大会に一緒にきた人
それはあなたにとって、かけがえのない「大切な人」のはずだ

夜空に上がる花火をみているとき
ふと、隣にいる「大切な人」のことを思い出して欲しい
「いつもそばにいてくれてありがとう・・・」

その心と心がつながったとき
今年の「うつのみや花火大会」は
あなたの胸に深く深く刻まれて、やがて永遠のものとなるだろう・・・

花火コラム.jpg

会長の「告白」 連載コラム Vol.9 「小さな輪から大きな輪へ」

2009年7月16日(木) 天気快晴(猛暑)

Vol.9 「小さな輪から大きな輪へ」


「うつのみや花火大会を復活させてほしい」
そんな話をある経営者の先輩から頂いたのは、2007年2月のことだった
「面白そうだからやってみようか?」と仲間で盛り上がり
早速その翌週に、3人で居酒屋の隅っこの席でビールを飲みながら企画を考えた

それから数週間たったある日の夕方、
私のケータイに知らない番号から電話が入った・・・

 「もしもし、DJのHiroです。
  花火大会を復活させようとしているって聞いたんだけど、
  実は、俺たちも以前からその企画を考えているんだ
  どうせやるんだったら一緒にやろうよ」

それが、初代会長広辻栄作との出会いだった
数日後、広辻氏の経営するレストランでさっそく顔合わせをすることになった
3月17日の16時。そこには総勢13人が集まった
そこで具体的な話が進んだわけでもない
しかし、そのとき「何かが始まる!」そんな予感がした
今思うと、あの日が本当の意味での原点だったのかも知れない

その後、幾多の困難に直面しながらも
彼の強力なリーダーシップにより
想像を絶するような数々の障壁を、すべて真っ正面から突き破っていった
その愚直なほどの前進ぶりは、まるでブルドーザーをみているかのようだった
あれほどの強力なリーダーがいなければ
わずか半年足らずという短い期間で「奇跡の復活」を遂げることはなかった

2年目。その広辻氏からバトンを託されて
「テレビチャンピオン」のリフォーム王
ドクターリフォーム・サンセイの山口弘人が会長に就任した
彼は持ち前のセンスの良さで私たち実行委員メンバーを
楽しく活気あるチームにまとめ上げてくれた
山口氏は、「夢」というテーマを掲げて
打ち上がる花火を通して、市民みんなの夢を夜空に描いてくれた
記録的な大雨による延期という想定外の事態にも動じることなく
実行員メンバー、ドリームスタッフの全員を励まし勇気づけてくれた
順延という困難を乗り越えたことで
私たち「仲間」はよりいっそう強い絆で結ばれたように思う

その山口氏から会長を任されて、まもなく1年を迎える
新しい実行員体制体制になってこれまで準備を進めてきたが
いよいよ「仕上げ」の段階である
気がつけば、自分の周りには本当に信頼できる仲間が集まり
私のような頼りない会長を一生懸命に支えてくれている
心から感謝の気持ちを伝えたい
「みんな、ありがとう!」

いまでは実行委員メンバー、ドリームスタッフあわせて
100名にもおよぶ運営組織に成長している
はじめは本当に小さな風だったかもしれない
それが渦となって、確実に風が回りはじめている

新しいムーブメントを起こすであろう「うつのみや花火大会」は
さらにダイナミックにこれからも「挑戦」していく
「果たしてどこまで成長するのだろう?」
ますます期待で胸が膨らむ

kickoff.jpg

会長の「告白」 連載コラム Vol.8 「うつのみや花火大会がブランドになる」

2009年7月15日(水) 天気快晴(猛暑)

Vol.8 「うつのみや花火大会がブランドになる」

社会全体が成熟して、衰退期に入った今
激しい価格競争の渦に巻き込まれて歴史ある企業まで撤退を余儀なくされている
人々から必要と感じられない「商品」「サービス」はやがて消えていく
厳しいけれどもそれが現実で、自然な成り行きでもある
しかし、そんな中でも成長・発展する企業は存在する
こんな時代を生き残れるためのキーワードは「ブランド力」だ

私たちの考えるブランド力とは
1.誰もが「継承」「継続」して欲しいと心から願うこと(顧客の信頼)
2.他のどこを探しても、そこにしかない「特徴」があること(差別化)
大きなポイントは上記の2点

全国的にも、歴史ある花火大会が開催の危機に直面している今
企業だけでなく花火大会にも同じことが言えるのではないだろうか?
逆を言えば、このブランド力さえ育てていけたならば
花火大会もけっして簡単に廃れていくことはないはずだ

「うつのみや花火大会」は単に生き残っていくというだけでなく
花火大会自体に深い意味を持たせ、ただ花火をみるというイベントから、
そこに「新しい価値」を創造することを目指している
だからこそ、地域のコミュニケーションを何よりも大切にしているのだ

そして、5年後には「日本一の花火大会」になると宣言する!
「必ずなれる!」 という強い自信があるわけではない(笑)
でも、はじめから目指さなければ、けっして到達することはないだろう
「やればできる!」信念こそ本物の力となる

日本一といっても何を基準にするかで意味合いも変わってくる
「玉数」が日本一多い花火大会
花火の「大きさ」で日本一
「来場者数」が日本一
競演する「花火師の数」が日本一・・・・
全国にはたくさんの「日本一」の花火大会が存在する

私たち「うつのみや花火大会」は、そんな歴史ある
先輩の花火大会に正面から挑もうなんて気はさらさらない(笑)
ちょっと情けないが・・・、到底勝てるとも思わない
なので、別路線で「日本一」を目指す!
いや、どうせだから「世界一」を目指す!

私たちが目指すのは「世界一感動する花火大会」だ!
そこに来た人、参加する人、関わるすべての人
市民全員で「感動」を分かちあえる花火大会を実現したい

そういった意味でも今年の花火大会は試金石になる
その全貌は8月8日の大会当日に明らかになる
「あらたな花火大会のかたちへ・・・」
ご期待あれ!

会長の「告白」 連載コラム Vol.7 「ポスター」

2009年7月14日(火) 天気曇り

Vol.7 「ポスター」

「うつのみや花火大会」のポスターが街中を賑わし
いよいよ本格的な夏が近づいてきた! と心躍る毎日です

「うつのみや花火大会」のポスターは
タイトルをドーンと目立つようにデザインして
実行委員会の想いを市民に伝えていることが1つの特徴

初年度・・・「復活」
2年目・・・「夢」
今年は・・・「挑戦」

毎年、一般的なコート紙のポスターのほかに、
ホログラムという特殊印刷で加工した「キラキラバージョン」の
2種類を用意している
このキラキラバージョンのポスターは
実行委員メンバーのなかでは「キラ」と呼ばれていて
できあがるとすぐに捌けてなくなっちゃうほど人気だ

街のあちらこちらで子どもたちがポスターをみながら
「すげ〜よ、コレ光ってるよ!」
なんて喜んでいる姿を目にすると、何だかこっちが嬉しくなってくる

ポスター貼りは実行委員会メンバーだけでなく
「ドリームスタッフ」と呼ばれる「うつのみや花火大会」のボランティアに
登録してくれたスタッフさんと一緒に行っている
今年のポスター貼りも総勢50名にも及ぶ
若い仲間たちが集まって市街地をローラー作戦のように練り歩いた

「今年も花火大会やるの? がんばってね!」という
あたたかい声援をたくさんいただき
みんなくたくたにながらも
よい汗を流したことで、充実した一日を過ごすことができた
街中が賑やかになったばかりでなく
明るい笑顔が街全体に広がったように、私の目に映った

poster2007s.JPG

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会長の「告白」 連載コラム Vol.6 「子どもたちの絵を花火に!」

2009年7月13日(月) 天気快晴

Vol.6 「子どもたちの絵を花火に!」

子どもたちに大人気イベント「はなびの絵コンクール」が今週末の7月19日(日)に開催される このコンクールは宇都宮市内にある幼稚園・保育園の5歳児の約3000人が描いた花火の絵を一斉に展示しようという楽しいイベント

そして今年は、なんと!その中の10作品を大会当日、
実際の花火にして夜空に打ち上げちゃいます!
ちょっと、すごいでしょ
今年の「はなびの絵コンクール」はこれまでよりもさらにグレードアップした内容だ
ただ単に絵を並べて展示するだけでなく
なんと、会場を「巨大迷路」にしてしまいました(笑)
しかも、そこには「宝物」まで隠されていて
見つけた子どもには、絵本やおもちゃなど素敵なプレゼントをご用意!(数量限定)
目指すは「特別観覧席」のチケットをGET! Yes!

その他にも、大道芸人によるパフォーマンス、花火の模擬玉作り、
そして、ポップコーン、わたあめ、ヨーヨーすくいなどの屋台コーナーまであって
それはまるで、突然テーマパークが出現したかのようだ

私たちがなぜ「はなびの絵コンクール」が開催するか?
目的は大きく2つある

1. 子どもたちと家族がふれあう場の提供
2. 子どもたちに花火大会に参加してもらう

「子どもたちに夢や希望、そして感動を経験して欲しい」それが私たちの本当の願いだ
だって、子どもたちは自分たちの未来を選べない
次世代を担う今の子どもたちが、夢や希望を持てるような社会をつくるのは
今の現役世代、つまり私たち大人たちの責任だからだ
しかし、現実はどうだろう?
私たちは、その責任を果たせているのだろうか・・・

現実社会では、仕事や家事が忙しいなど、ただ毎日に振り回され
子どもと思い切り遊んだり、コミュニケーションをとるような時間もなかったりする
「いつのまに、こんな事までできるようになってたの?」
まさに、自分の子どもの成長ぶりにさえ気がついていない始末
あまりにもかわいそうだ
だから、せめて「はなびの絵コンクール」くらい家族そろって参加してほしい
おじいちゃんもおばあちゃんも一緒に誘って・・・

そして、このイベントに参加した子どもたちがすくすくと成長して
やがて大人になり、地元で働くようになったとき
「自分たちも実行委員になって、子どもたちに夢や希望を与えたい」という
子どもが必ずや現れてくれるだろうと期待している
実現するのは、20年後かも30年後かもしれない
でも、そんな素敵なサイクルが回りはじめたら
この「うつのみや花火大会」は100年続くばかりでな
く 宇都宮市全体が光輝き
「世界に誇れる都市」として成長しているはずだ

hanbinoemessage.jpg
「はなびの絵コンクール」
日時:2009年7月19日(日)10:00〜15:00
会場:マロニエプラザ 貸展示場
  (宇都宮市元今泉6-1-37 TEL:028-664-2266)

会長の「告白」 連載コラム Vol.5 「大切なあの人に花火をプレゼントしよう」

2009712日(日) 天気晴れ時々雨

 

Vol.5 「大切なあの人に花火をプレゼントしよう」

 

「うつのみや花火大会」は50万人市民全員でつくる花火大会を目指して

たくさんの方々より協力をいただきながらこれまで準備を進めてきた

そして、今年は当日の花火大会をより楽しむための企画として

「大切なあの人にメッセージを添えて花火をプレゼントしよう!」という提案をしている

 

たとえば、バレンタインデーに愛を込めてチョコレートを手渡すように

母の日に感謝の言葉を添えてカーネーションを送るように

クリスマスに子供たちの笑顔を願って枕元にそっとプレゼントを置くように・・・

大切なあの人へメッセージを添えて大輪の華と美しい時間をプレゼントしてみてはいかがだろう?

 

日本人は奥ゆかしいのか、はたまたシャイなだけなのか

感謝の言葉を口に出して伝えるのが苦手な人種だ

お父さん、ありがとう!

お母さん、ありがとう!

たったこれだけの短いフレーズの言葉が、恥ずかしくて口に出せない

こんなときイベントが定着しているとそっとチカラを貸してくれる

たとえばバレンタインデーに愛を告白するように

感謝の気持ちや愛のメッセージを伝えるのに大きな勇気を与えてくれるはずだ

 

今年は、「あなたとの心の絆が、わたしの花火」というサブタイトルのもと

心と心をつなぐことをコンセプトに企画をブラッシュアップしている

全国のどこの花火大会に行っても経験できないような新しい企画に挑戦しているのだ

詳細は当日のお楽しみ! ということでここにお伝えできないのが本当に残念(笑)

 

あまりもったいぶると叱られそうなので、ちょっとだけ紹介

プログラムは大きく3部構成になっていて

「家族」「恋人」「仲間」というテーマで、それぞれの心の絆を深めるのが狙い

ただ花火をみて感動するだけでなく

花火大会が終わった後、自分の心の変化にもぜひ注目してほしい・・・

きっと何かが変わっているはずだ!

 

ただ一つ注意してもらいたいのは

この感情の変化を味わえるのは「特別観覧席」でないと体験できないということ

なので、今年の「うつのみや花火大会」は「特別観覧席」を早めに押さえて欲しい

会場の近隣からみるのと、特別観覧席でみるのとでは比べものにならないほど

感動の大きさが違ってしまうことをここにお伝えしておく

※特別観覧席はホームページでスポンサー(1万円以上)になれば誰でもゲットできます!

 

88日の「うつのみや花火大会」はすでにスケジュールに入ってますか?

大切なあの人を誘って一緒にみれば

忘れられない夏の思い出として心に深く刻まれること間違いなし!

若者だけでなく、小さなお子さん、お孫さん、おじいちゃん、おばあちゃんにもみて欲しい

「ありがとう」と日頃の感謝の気持ちが素直に伝えられるはずだ

 

88日、まさに末広がりを意味する夏の日に

プロポーズするカップルが生まれてくれたらかなり嬉しい

婚活ブーム、少子化問題が叫ばれている現代社会にあって

『花火大会はプロポーズする日』

そんな、楽しくも新しい文化を宇都宮から全国へと発信していきたい

会長の「告白」 連載コラム Vol.4 「2尺玉の豪華3連発!」

2009711日(土) 天気晴れ

 

Vol.4 「2尺玉の豪華3連発!」

 

オープニングを飾る2尺玉3連発は「うつのみや花火大会」の名物になりつつある

そして、今年も2尺玉の3連発を打ち上げることが正式に決定した

パチパチパチパチ・・・(←拍手)

 

ちょっと想像してほしい

2尺玉というと直径約60cmにもなる本当に大きな玉だ

当然かなりの重量になる

そのため、打ち上げてから上空に到達するまでにかなりの時間がかかる

本当にゆっくりゆっくり上がっていく

ヒュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜・・・・・

ドォ〜〜〜〜〜〜〜〜ン

そして、上空500メートルまであがり、大輪の華が夜空に輝く

 

その瞬間、必ず大粒の涙が頬をつたって流れ出る

花火には不思議と人を感動させるチカラがあると思う

特に理由はわからない

理屈なしに感動するのが花火の魅力なのだろう

 

また、私たちがオープニングの2尺玉3連発にこだわるのには訳がある

「うつのみや花火大会」が2003年で休止に追い込まれることになる以前も

毎年のように2尺玉はあがっていたのだ

もちろん、現在のようにオープニングであげるのではなく

花火大会の「目玉」として、大口スポンサーが大会の途中であげていた

 

私たちボランティア実行委員会が2007年に復活したとき

単に復活を盛大に祝うというだけの意味ではなく

休止にならなければ本来あがるはずだった2尺玉へ弔いの気持ちを込めようと考えた

 

2004年、2005年、2006年・・・この年は宇都宮の夜空に華は開かず

ちょっぴり寂しい夏となってしまった

楽しみにしていた市民もたくさんいたに違いない

私たちは、休止になってしまった3年間をけっして忘れてはいけない

そんな想いを2尺玉の3連発に込めたのだった


hanabiroten.jpg

 

今年のも2尺玉3連発をお楽しみに!

会長の「告白」 連載コラム Vol.3 「募金活動に初チャレンジ」

2009710日(金) 曇りのち晴れ

 

Vol.3 「募金活動に初チャレンジ」

 

2007年に「うつのみや花火大会」を市民の手で復活させた際

過去の花火大会の運営方法を関係者に聞いて回った

そこで、はっきりわかったことは

資金を集めるのに一部の企業に過度に依存しすぎていたことが

休止に追い込まれた一番の原因だったということだ

 

長引く不況で全国の花火大会や伝統行事、

そして歴史あるプロスポーツチームも撤退を余儀なくされている

すべて、原因は共通しているのではないか?

 

これまでのやり方ではもう通用しない!

そこで、私たち「うつのみや花火大会」も一部の企業だけに協賛を頼ることなく

できるだけすそ野を広げて安定した基盤を作ろうと多くの企業を訪問して歩いた

また、企業に限らず家族や友人、知人など個人のスポンサーも開拓していった

その結果、わずか半年という短いスパンで奇跡の復活を遂げることができたのだ

 

しかし、現実はそう甘くはない

100年に一度と言われる世界同時不況を前に、

復活からたった3年目にして、再び「開催の危機」に直面している

現在、大会まで1ヶ月を切っているのにも関わらず、

資金は目標金額の50%にも満たない

まさに「待ったなし」の状態だ

 

ここで変わらなくてはならないのは、私たち実行委員だけではない

市民の意識がこのまま変わらなければ、花火大会は本当になくなってしまうだろう

これまでは、他の誰かが花火をあげてくれていた

これからは、自分たちの手であげなければ誰もあげてくれない

厳しいようだが現実の問題だ

 

根本的な課題を解決する取り組みとして

今年から募金活動にも初チャレンジしている

これまでに募金だけで60万近い協賛金が集まっている

しかし、募金の目標金額は200万円を目指している

まだまだ目標までにはほど遠い

 

もちろん募金の目的はお金だけではない

先に述べた参加意識の向上が何よりも大切である

まずは一人ひとりの募金の金額よりも他人事とは思わないこと

そして自分たちの街で起きていることに無関心にならないで欲しいと切に願う

 

実際に募金活動をやっていて一番嬉しい瞬間は

小学生や中学生の子どもたちが自分の財布から小銭を取り出して入れてくれたときだ

きっと多くはないはずの大切なおこづかいの中から募金してくれているのだ

その小さい手から離れたコインが募金箱の底に「チャリ、チャリン」と音を立てたとき

「心がつながった」とさえ感じられる

あまりに嬉しくて、自然と涙があふれ出してくるほどだ

こんな感動は、他ではなかなか味わえない

 

こんなにも純粋に、花火を楽しみにしている子供がいる

そんな子供が一人でもいるうちは、けっしてこの花火大会はなくしてはいけないと思う

それが私たち大人たちの使命であり責任ではないだろうか?

会長の「告白」 連載コラム Vol.2 「若者のパワー」

200979日(木) 曇り

 

Vol.2 「若者のパワー」

 

自分はどちらかというと楽天家だと思うので影響は少ないはずだけど

あまりに暗いニュースばかりが連日流れていると、やはり不安にもなってくる

経済危機、政治不信、年金問題、企業の不祥事、派遣切り、

家体崩壊、熟年離婚、教育問題、就職難・・・挙げはじめたらキリがない

例を挙げてみただけで気持ちがブルーになる

こんな情報を毎日すり込まれていて、本当に心配なのは今の若者だ

 

昨年末、ある大学のゼミで講演する機会に恵まれて

地元の大学生とコミュニケーションを取らせてもらった

そのとき驚いたことは、自分の将来に夢を持っている人があまりにも少なかったことだ

たしか20人くらいはいたと思うが、夢や目標を持っていたのがわずか4人ほどだった・・・

 

では、自分の学生時代はどうだったか?

はっきりした目標とまではいかないものの、夢や希望くらいは持っていた

それが、たった10年で、これほど変化しているとは驚きだ

もちろん今の若者を否定しているわけでもないし

自分たちの時代を肯定しているわけでもない

ただ、直感的に「危機感」を憶えたのは事実

 

社会が成熟してモノや情報が溢れ、そして衰退をはじめた現在

なかなか夢や希望さえ見いだせないのも仕方のないことかも知れない

だからと言って今手を打たなければ、何も変わらない・・・

 

では、なぜ私たちは花火大会をやるのか?

花火大会の存在価値とは何か?

 

まず自分が楽しむ。これが「原点」だ

 

お金がないから何もできない

時間がないから楽しんでいるヒマなんかない

自分たちが幸せになれないのは、国や政治が間違っているからだ

世の中には、そんな不平不満ばかりを口にする人がいる

そんな人は、いつまでたっても幸せになんかなれない。そう断言する

世界には、お金がなくても、国が貧しくても、幸せに暮らしている人はたくさんいる

本当の豊かさは、けっしてお金では買えない

周りに求めるものでもない

 

きっと、日常の・・・身近なところにあるものだと思う

それに気付いた人だけが、心から豊かな生活を送れるのではないだろうか

 

自分が楽しいから、人も楽しい

自分が楽しいから笑顔でいられるし、人も笑顔になる

笑顔の集まるところ、楽しいところ、明るいところに、また人が集まる

笑顔の連鎖。プラスのスパイラルがここから始まる

 

まず自分が楽しむために、今できることをやろう

うつのみや花火大会は、そんな街を楽しみたい人が自然に集まって

みんなで街を楽しんじゃおう!的な

常に前向きで、先進的で、そして、みんなから愛される存在でありたい

さぁ、宇都宮の若者よ

今こそ立ち上がろう!

 

nikkei.JPG

新聞記事は414日発行の日経新聞朝刊で関東全域に掲載されました

取材を担当していただいた日経新聞宇都宮支局長の堀威彦さんには

私たち実行委員の想いを余すことなく紙面にて伝えていただきました

心より感謝申し上げます

ありがとうございました!

会長の「告白」 連載コラム Vol.1 「挑戦こそ人生」

200978日(水) 雨のち曇り


Vol.1 「挑戦こそ人生」

 

73日の下野新聞の記事に足利市の花火大会が取り上げられていた

足利の花火大会は1903年から100年以上も続く伝統あるイベント

にもかかわらず、長引く不況の影響で協賛金や寄付金が集まらず苦戦しているという内容だ

「どこの花火大会も大変なのは一緒だなぁ〜」なんて、

おなじ悩みを持つ同士として、みょーに親近感が沸いてくる

さらには「協賛金の悩みならウチも負けてないぞ!」と

まるで過去に経験したケガの大きさを自慢し合うみたいに

まったく意味のない優越感さえ憶えたほどだ(笑)

こんな時代だからこそ開催する意義は大きいはず!

「共に成功させて、街を元気にしよう!」と心からエールを送りたい。

 

ところで、私たち「うつのみや花火大会」の実行委員会はすべてボランティア

しかも、20代・30代の若いメンバーばかり

花火大会の経験など全くない文字通り「ど素人」の集団が

企画、資金集め、会場設営、広報活動、ボランティアの取りまとめなど

大会運営のすべてを手作りで行っている

職業もバラバラなら、性格だってバラバラ

キャラの濃いメンバーばかりが集まって、よくもこんなにまとまっていると不思議に思う

果たして私たちをつなぎ止めているのは一体何なのだろうか?

 

4月の半ば頃、あるメンバーから突然の提案があった

「うつのみや花火大会にも理念のようなものをつくりませんか?

この花火大会を100年継続させるためにも必要だと思います」

理念?! 本気? と思わず聞き返すほどびっくりした

真剣な彼の表情から、けっして冗談じゃないことを察知して

「わかった。考えてみるよ!」と答えた

しかし、「理念なんて作ったことないよ〜」内心ではかなり困惑していた

 

理念? 理念? 理念?

いくら考えてみても、一向に何も出てこない。どうしよう?はははっ(笑)

笑うしかなかった

「感動」「誇り」「未来」・・・いくつかキーワードをあげてみるものの

理念として明文化するとなると、しっくりしたフレーズにまとまらない

「街に感動を!」と言ったところで、かっこ良すぎてどうも恥ずかしい

気持ちが焦るばかりで、1週間・・・2週間、と時間はいたずらに過ぎていった

ところが、理念のことなんかすっかり忘れかけていたある時

「街を楽しむ」というフレーズがパーンと音を立てて飛び込んできた

その瞬間「これだ!」というひらめきのような感覚が起きたのをよく記憶している

 

「街を楽しむ」

 

【街】=自分が生まれ育った場所、仕事や学校など縁あって住んでいるところ

    私たちが日常生活を送っている一番身近な「時間」「空間」

【楽しむ】=主体的(けっして受け身ではない、自分がやればできること)

      「楽しい」という感情とは別のマインド

 

まさか理念なんて掲げている花火大会は全国でもほとんどないだろう

その理念ができた今、そこに向かって「挑戦」あるのみだ

「挑戦」こそ、我が人生である!

 



cyousen.jpg

ちなみに今年のテーマ「挑戦」の文字は

茂木町出身の書家の金田石城先生に書いていただきました

この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます

ありがとうございました!

 


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